韓国に行くときに一番楽しみにしている食べ物といえば「タッハンマリ」です。

タッハンマリってなあに?

香味野菜と一緒に、鳥を丸ごと一羽煮込んだ鍋料理のこと。名前の由来は、「タッ=鶏」「ハンマリ=一羽」という韓国語からきているそうで、直訳すると「鳥一羽」。そのまんまです。鳥がメインなので、とにかくヘルシー! にんにくが効いたスープで滋養強壮、一羽の鳥から出たふんだんのコラーゲンで翌日はお肌プリプリ、韓国の寒さの中でも、体の芯まであったまることができるという、最高の鍋なのです。

日本にも専門店や、タッハンマリを食べることができる韓国料理屋さんはあるのですが、どうしても本場の味にはかなわないんですよね。

で、毎回ソウルについた初日にすぐさま訪れるのが、東大門にある「東大門タッカンマリ通り」
タッハンマリの専門店がひしめきあったストリートの中で、一番のお気に入りは「陳玉華ハルメ元祖タッハンマリ」という老舗のお店です。

ダッカンマリ、タッカンマリ、タッハンマリ、ダッハンマリ……、日本語にするとこんな感じで書かれていることが多いです。
ここは、大体いつ行っても並んでいますが、回転が早いのであまり待たされることなく入れます。

今回もいつもどおり、タッハンマリひとつとモチ(トック)を注文。

茹で上がった頃に、店員さんがこの鳥を食べやすい大きさに切り分けに来てくれます。

手際よくじゃきじゃき。

そこにトッポッキでおなじみ、トックと呼ばれるモチを投入します。

モチが浮いて来たら食べごろです。

そして、タレにつけて食べるのですが、

①醤油
②コチュジャン
③マスタード
④酢

タレはこれら4つの分量を自分で調整して作るスタイルです。

これがなんとも美味なのですが、実は私が注目しているのは、鳥でもスープでもなくここのモチなのです。
正直、日本のどこで食べてもイマイチと感じるのは「モチ」に原因があると思っています。

モチ!?

と思いましたか?

確かにタッハンマリからしたら、モチは単なる添え物程度のものです。
しかし、たかがモチ、されどモチなのです。

なにが具体的に違うかといいますと、日本で食べるタッハンマリのモチは、ツルッとしているんです。舌触りがツルッ
それがここのモチはそりゃもうふかふかのモチモチで、今までに食べたことがないモチと言っても過言ではないほど美味しい。正直、このモチを食べにここに来ているようなものです。
そんなにモチを語れるのか?と聞かれましたらわからないですけど、好きな食べ物ランキングの上位TOP3以内にモチが入ることは確実なくらいモチ好きではあります。好きな食べ方は磯辺焼き、もしくはお雑煮です。

こんな感じ。
茹でても角がのこっちゃうくらいのが一般的なツルツルモチ。モチの角がなくなるくらいふかふかになるのがここのモチです。

こんなふかふかなモチ、なかなかないんですよ!
これ本当に。
一緒に行った友人何人にも「ここのモチすごくない?」って言っても、「ああ、言われてみれば」という反応でしたが、多分友人たちの好きな食べ物ランキングのTOP3、いや、なんならTOP10にもモチは入っていないと思うのです。

ちなみに、新大久保のコリアンスーパーで買ってもツルツルでしたし、韓国のローカルスーパーで買ったものもツルツルでした。ってことはこれはこのお店の手作りなんですかね!?

そこでスーパーで手に入らないなら、ここで仕入れようと思いまして、今回はジップロック持参で行きました。

え、まさか…

はいそうです、茹でる前のモチ一皿分を家に持って帰って来ました!

しかし、家に持って帰って来たはいいものの、タッハンマリの味を再現することはできませんので、違う調理の仕方で食すことにしてみました。

題してタラコパスタ風モチ
昨日ちょうど辛子明太子を手に入れたので、タラコパスタを作る要領でやってみます。

材料は

モチ。
あ、家が北向きで光が少なくて、写真がうまく撮れなかったのですが、試しにB612で撮ってみたところめちゃくちゃモチが輝き出しました。なので、以下すべてB612頼りになっています。


辛子明太子一本。


バター20g程度。

写真撮り忘れましたが、白ワイン少々。

モチをゆでると……

ほら見てください!この時点で、もうふっかふかです。

バター20gをレンジで溶かしたら、明太子をイン。
ほぐしながら白ワインで伸ばしたところに、モチをぶっ込みます!

で、完成したのがこちら。

えーっと、あんまり美味しそうではないですが、本来なら薬味とかでうまく盛り付けしたかったのです。
我が家にあった白ごまと青のりで飾って見たのですが、これふつーにんまい!!

ただ、ふかふか感が持つのは最初だけというか一瞬です。その後は弾力のみが残り、このモチならではのセールスポイントは失速してく感じ……。

やっぱり、このモチが生かされるのはあの場所、そしてあの鍋の中だからかもしれません。
なんか人生のいろんなこととリンクします。詳しくは聞かないでください。
でも、モチ(トック)はソウルに行くときの楽しみにとっておくことにすると誓った夜でした。

 

【SHOP DETA】
陳玉華ハルメ元祖タッハンマリ
住所:ソウル特別市 鍾路区 鍾路5街 265-22 東大門タッカンマリ横丁内(서울특별시 종로구 종로5가 265-22, 동대문닭한마리골목 내)
電話番号:Seoul, Jongno-gu, Jongno 5(o)-ga, 251−3 -ga,
営業時間:10:30~翌1:00(ラストオーダー23:30、入店は22:30まで)
定休日:旧正月・秋夕(チュソク)の前日と当日