本屋さん好きです。

実は3〜4年ほど前からキンドル愛用者で、大抵の書物はデジタルで読んでいますが、やっぱり本屋さんはいつ行っても面白いと感じます。

それは「出会いと発見」。

日本の本屋さんもよく行きますが、海外の本屋さんは行けば必ずそれらがあるので、見つけては現地で足を運んでいます。最近は海外のものでもAmazonで全部買えてしまうので、昔よりは感動がないのだけれど、それでもやっぱりまだまだAmazonに置いていないものなんかが見つかると、高揚します。

そして先日行って来たのが、台北にある「漢聲巷門市」という本屋さん。
ひょうたん型の入り口がなんともユニーク!!

実はこちらの本屋さんは、世界中にファンを持つ「漢聲雑誌」を発行する出版社が経営するお店なんです。「漢聲雜誌」とは台湾と中国の伝統文化を伝える雑誌で、取材対象者と向き合うためなら、編集者が数年単位で移住することもあるのだそう。すごすぎる。 そして、どうやら2階がその編集者たちの作業場、つまり編集部になっているようなのです。すんごく気になる…。

私も編集業を生業としていますので、数年単位で移住してまでエディットするなんて、並々ならぬ「編集魂」を感じざるを得ません。そしてそこまで魂をぶつけた仕事を世の中にリリースできるなんて、編集者冥利に尽きることだなあと思いました。

さて、店内に入るとまずは民芸品のようなものがズラリ。

伝統衣装や女性の手仕事、食から凧のデザインや昔の広告など、暮らしの中にあるさまざまなものをテーマにしたという、編集部のこだわりが光る店内です。世界観が完璧にできています。

台湾ならではのかわいい雑貨や文房具も並びます。

色校のまま貼られたポスターが 、「The編集部感」という感じです。

あ、色校と言うのは実際に出版物になる前の試し刷りのようなもので、編集者はこれで色や写真の出方をチェックします。もし想定したものと違っていたら、赤ペンで印刷所の担当の方に伝わりやすいように指示を入れたり、色見本をつけたりして、最終的な調整をかけていきます。

 

肝心な本も、編集者がこだわりにこだわっただけあり、内容は台湾語が読めないのでアレなのですが、装丁もデザインもこれまた素晴らしいのです。

見ているだけでその世界観に引き込まれます。世界中にファンがいるというのも納得。
そして、店内を見れば見るほど魅力的な本がたくさんあり、あれもこれも全部欲しい!!!となってしまいます。

しかし今回はLCCを利用し、手荷物だけで臨んだ旅…。

悩んだ末に、私が購入したのはこちらです。

「剪花娘子庫淑蘭(2冊) 漢聲雜誌99&100」
中国陜西省(せんせいしょう)に住む庫淑蘭(クー・シューラン)という女性の剪紙(切り絵)作品集です。

企画によって紙を変えたり、地の色を変えて見たり、ノンブル(ページ数)からもデザインのこだわりを感じます。
そしてもう一冊はこちら。

「大過鶏年(2017年版) 漢聲雜誌(大過新年)」

今年の干支である酉をテーマに、古今の中国から集められた図案満載のポスターが12枚折り込まれた冊子です。

中身はこんな感じで、様々なタイプの鳥ポスターが!!

店内にはバックナンバーも取り揃えられていて、コレクション魂を揺さぶります。

ほ、ほしい…全部ほしい。

今回は泣く泣く諦めましたが、次はスーツケースで行くと心に決めました。

 

【SHOP DATA】
漢聲巷門市
住所:台北市八徳路4段72巷16弄1号1F
営業時間:月〜金 13:00-20:00、土 11:00-18:00 (日曜定休)
電話番号:02-2763-1452