ベルリンでは週末、様々な蚤の市が行われていますが、規模感の大きさや出店数の多さからいって、今のところ「マウアーパーク」が一番のお気に入りです。

マウアーパークとは、ベルリンの壁があった跡地にある大きな公園です。

蚤の市というと真っ先に思い浮かぶのは骨董品ですが、ここマウアーパークでは、食べ物や花、アーティストの方々が自作したものなども売られており、気があちこちに行き、年甲斐もなく浮かれまくってしまうのです。

パークにちょっと踏み入れただけで、骨董品、もうわんさかあります。

くるみ割り人形も、でっかいのからちっさいのまでたーーーーくさん。

ここはドイツですが、ときにはピノッキオだっているのです。

おしゃれな缶たち。見慣れたニベアの缶もここに並ぶと特別なものに見えてくる不思議。

有名なドイツの薬瓶の姿も。瓶の形もですが、ラベルのデザインや使われているフォントもカッコ良いです。

やっぱり蚤の市は楽しい!!

ところで、プロフィールにも書いたのですが、わたしはあまり大勢の人から好かれなさそうなものと言いますか、マスに逆らってしまうようなものを好きになる傾向が幼少期から強いと感じています。

一言で言うと「天邪鬼」。

カエル、カラス、コウモリなんかは大好物ですし、(食べるわけではなく存在として)、キティちゃんよりもハンギョドン、ハンバーグよりもミミガーが好きです。で、なんでこんなに蚤の市にwktkするのか自分なりに考えた結果、「古くてちょっと汚いもの」が好きなことに気づきました。そういえば、洋服も古着が大好きです。古靴とかもガンガン履きますし、くすんだぬいぐるみも迷わず連れて帰ります。大抵の人に「え!?それ買うの!?」て言われますが、なんと言うか、新しくてピッカピカのものよりは、風情を感じるから好きなのかもしれないです。あと「見つけた感」もありますし。

さらに、海外の蚤の市では、今までに見たことがないようなキャラクターにうっかり出会えちゃったり、「これ日本で買ったら結構するじゃん!」ていう代物が割と雑に売られていたり、「これはこうして使うんだ」なんつってお店の人が教えてくれたりして、その土地ならではの生活が垣間見える感じもたまらんです。

そして食器や雑貨がダンボール箱に小分けされたお店にて。

こ、これは……!!

いいもの発見しました!!

じゃーーーーーん!!!!!!!

これ見てください。
このネズミ! 蛍光がかった黄色のネズミです!!
今まで何個かスマーフの記事アップしときながらあれですが、パパを見つけて喜んだわけではありません。

いやあ、これ完全にきましたね。耳が大きいところも良いですが、ポイントは右腕の包帯とでっかいヘソです。

こんなファニーなネズミ、ここ以外どこにいますかね!?いや、いないでしょう!

というわけで、買います。決定です!

そして意気揚々とおじさんに「これいくら?」と聞いたところ……。

 

「5ユーロだ」

 

「え!?」

 

ちょっと待った、ん!? 高いよね?

だってロイヤルコペンハーゲンの皿1枚2ユーロ(激安)なのに、なんでこのどこのキャラクターかわからないくすんだネズミのぬいぐるみが5ユーロするんですかね!? 教えて店長!

これは完全に足元見られてます。

交渉して見たけどおじさんは「5ユーロ」と言って聞きません。かなり悩みましたが、仕方なしにネズミちゃんをおじさんに返して、他の店に向かうことにしました。

 

ああ、しかしネズミちゃん。
何を見ても、あのネズミちゃんは買い手がいるのだろうかとか、もし一生誰も買わなかったら捨てられてしまうのだろうかとか、そんな気持ちがどんどん膨らみ、正直気が気ではありません。

途中、ドイツらしいクマちゃんも見つけました。

なんだか「鷹の爪団」にもこんなキャラクターがいたような気がします。
でもすでに私の気持ちはネズミちゃんに乗っ取られているため、「これじゃない感」がすごいです。

結局、いてもたってもいられず、まだネズミちゃんはいるだろうかと店内を確認する事数回。こんなに気になるんだったら、もう5ユーロでもいいやと思い、おじさんに再度持って行ったら、呆れた顔で

「3ユーロ」

!!!!!

 

やったあ!!!!
値段下げてくれました。もういい年した日本人女性が薄汚いネズミのぬいぐるみに執着してるあたりに気持ち悪、同情してくれたのでしょう。もしくは最初に言った金額を忘れたのでしょう。

兎にも角にも無事にネズミちゃんをゲットし、公園でドイツの定番「BECKSビール」で一人祝杯。

あ、違うんですよ。あの、ドイツもビール、有名なんですよね。
ドイツ=ビールのイメージありますよね?
だから昼からちょっと飲んでみようとなっただけですから。

ベルリーナーたちはこの公園で、演奏したり、運動したり、絵を描いたり、寝っ転がって本を読んだり、ビール飲んだりして実にいい日曜日を過ごしていました。

アルコールも手伝って、これぞ休日って感じがして気持ちが良かったです。

 

再度ネズミちゃんを見て思うのです。
こういう思わぬ出会いがあったりするのが蚤の市の醍醐味だなあと。
いい買い物をした休日でした。

 

【SHOP DATA】
Flohmarkt am Mauerpark
住所:Bernauerstr.63-64, 13355 Berlin
営業時間:日曜 8:00~18:00くらい
URL:http://www.mauerparkmarkt.de/